フレッシュハンドメイドコスメ「LUSH(ラッシュ)」はこのほど、「LUSH PRIZE(ラッシュプライズ) 2014」にて、3名の日本人研究者が最終選考に残ったと発表した。

「LUSH PRIZE」にて、3名の日本人研究者がノミネート

2年ぶりに日本人研究者のノミネートが決定

「ラッシュプライズ」は2012年、英国にて動物実験の廃止を目指して設立。化粧品のための動物実験代替法の開発・普及活動を行う個人や団体に毎年25万ポンド(約4,300万円)の賞金を授与するもので、設立3年目となる2014年度、2年ぶりに日本人研究者のノミネートが決定した。

日本から最終選考に残ったのは、高木昌宏教授(北陸先端科学技術大学院大学)、小名俊博教授(九州大学)、楠元久美子研究員(大阪市立大学)の3名。世界17カ国35機関からの最終選考候補者の中から、9月に開かれる最終審査会を経て、今年の受賞者が決定する。

欧州、ブラジル、韓国からの動物を使用しないサイエンス、政治、キャンペーンの各分野の専門家8名で構成される審査員は、動物実験問題に対してグローバルな視点を審査に提供し、受賞者は11月のロンドンでの授賞式で表彰される。

創立当初より化粧品のための動物実験反対をブランドの信念に掲げる同社は、「ラッシュプライズ」を契機に、日本国内においても代替法の研究や普及に携わる個人や団体がより活発に取り組める環境になり、1日も早く世界中で動物実験が廃止されることを願い、引き続き活動を続けいく、としている。