新アイドルグループプロジェクト「借金返済アイドル(仮)」の第1回オーディション組の2次審査がこのほど、東京・港区のポニーキャニオン本社で行われた。

大久保佳代子(右)と浪速のマスクマン

同プロジェクトは、プロ・アマ問わず"借金をしている女性"を全国から募集し、新アイドルグループを結成するというもの。昨年解散したアイドルグループ・恵比寿マスカッツを手掛けたマッコイ斉藤が総監督を務め、ゼネラルマネジャー(GM)にお笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子が就任している。また、同プロジェクトのオーディションからメジャーデビューまでを追うドキュメントバラエティ番組『マルガリン銀行』(TOKYO MXほか)が、毎週水曜日に放送中だ。

この日は、オーディション応募総数300人超の中から、第1回オーディション組1次審査を通過した7人が、水着姿で最後の自己アピール。最終審査ということで、マッコイや大久保、浪花のマスクマンら審査員は、身辺調査をもとに年齢詐称など出場者たちの“ウソ”を追及し、その厳しさに涙をこぼす出場者もちらほら。そんな中、1次審査で“踊れるデブ”と称された小野美公は、大久保に「非の打ちどころが全く無い。くびれも無い」と苦笑いされつつも、キレのあるダンスを披露。また、「自分の娘にしたい!」(マッコイ)、「借金を肩代わりしてもいい」(大久保)と言わしめた藤原亜紀乃は、得意のモダンバレエで審査員たちを沸かせた。

第1回オーディション組の最終審査終了後、取材に応じたGMの大久保は、「人を選ぶのは大変」と感想を語りつつ、「パッと見で『この子、何かあるな』とすぐ分かる。可愛いだけ明るいだけじゃなく、何かを背負ってて応援したくなる雰囲気を持っている子は何人かいましたね」と手応えを感じた様子。「ビジュアル的には他のグループには圧倒的に劣るかもしれないけど、粗削りな分、見ててワクワクドキドキしたら良いなと思う」と今後の展望を語る大久保は、「今までに無いアイドルグループだと思うので、そこはかとない哀愁が滲み出ると思う。どう転ぶかかは分からないけど、面白いアイドルが出来るんじゃないか」とGMとして期待を寄せていた。

第1期メンバーの決定後、様々なプロモーション活動を経て、11月にはシングルCDでメジャーデビュー、12月にはファーストライブを予定している新アイドルグループプロジェクト「借金返済アイドル(仮)」。この日のオーディションの模様は、17日の『マルガリン銀行』にて放送される。