Zabbix Japanは9月11日、オープンソース監視ソフトウェア「Zabbix」の最新バージョン「2.4」をリリースしたと発表した。

Zabbixは、ネットワーク、サーバー、ネットワーク機器などの監視・可視化するモニタリングツール。

Zabbix 2.4では、ユーザーが求める機能に重点を置いて開発を進め、特に要望が多かった4つの機能を含む50以上の機能を改善・追加した。

具体的には、監視対象機器に対してアイテム、トリガー、グラフを自動生成する機能を強化。複数のフィルタとフィルタ間のルールがこれまでより詳細に設定できるようになった。

また、グラフ作成ツールのインタフェースを改善。例えば、クラスタのCPUロードアベレージやユーザーセッションを比較するためのグラフをわずか数クリックで作れるようになった。

さらに、トリガーの条件式に新しい演算子「>=(大なりイコール)」、「<=(小なりイコール)」、「NOT」を使えるようになったほか、XMLをインポートすることで設定を削除できるようになった。

Zabbix 2.4は、同社の規定上で「ポイントリリースバージョン」という位置づけにあり、次期バージョンのリリースの1カ月後までサポートが提供する。