東京都が10年後の将来像を発表、虎ノ門地区に日比谷線の新駅

東京都は9月12日、都政運営の新たな指針として、おおむね10年間(2024年まで)を計画期間とする「東京都長期ビジョン(仮称)」の中間報告を発表し、同じビジョンに対する意見の募集を開始した。

「東京都長期ビジョン(仮称)」の中間報告は、「目指すべき将来像」「将来像の実現に向けた2つの基本目標」「政策全体に共通する5つの視点」「政策の方向性を示す8つの都市戦略」から構成されている。

今後、寄せられた意見を踏まえて検討を行い、12月末に「東京都長期ビジョン(仮称)」を策定・公表する予定。

都は今後10年間かけて、経済面で世界一を目指すとともに、さまざまな分野でロンドン・ニューヨーク・パリに勝り、世界のどこよりも上質な生活ができる都市、「世界一の都市・東京」の実現を目指す。

その実現に向けた2つの目標として、「史上最高のオリンピック・パラリンピックの実現」と「課題を解決し、将来にわたる東京の持続的発展の実現」が掲げられている。

「史上最高のオリンピック・パラリンピックの実現」に対しては、「成熟都市・東京の強みを生かした大会の成功」「高度に発達した利用者本位の都市インフラを備えた都市の実現」「日本人のこころと東京の魅力の発信」といった都市戦略が立てられている。

「課題を解決し、将来にわたる東京の持続的発展の実現」に対しては、「安全・安心な都市の実現」「福祉先進都市の実現」「世界をリードするグローバル都市の実現」「豊かな環境や充実したインフラを次世代に引き継ぐ都市の実現」「多摩・島しょの振興」といった都市戦略が立てられている。

インフラについては、2020年をめどに、環状2号線、首都高速晴海線(豊洲~晴海間)などのオリンピック・パラリンピック関連道路、三環状道路を整備するとともに、国道357号東京港トンネルの開通や羽田空港へのアクセス強化に取り組む。

その結果、中央環状線の全線開通により、新宿から羽田空港間の所要時間が半減(40分から20分に)し、関越道から東名高速間の所要時間が5分の1に短縮(60分<環8>→12分<外環>)される予定。

2036年頃までには、幹線道路ネットワークとして、多摩南北道路や多摩東西道路の完成などを目指す。

2020年大会を支える新たな交通インフラ 資料:東京都

首都圏広域交通ネットワーク 資料:東京都

また、外国人を含む誰もがわかりやすく利用しやすい交通体系を構築するため、2020年までに、地下鉄全駅で出入口からホームまで段差なく移動できるルート(1ルート)を確保し、虎ノ門地区の交通結節機能を強化する。

虎ノ門地区では、新駅を設置するとともに、バスターミナル供用開始、地下歩行者ネットワークを完成する。

交通結節機能の強化が行われる虎ノ門地区 資料:東京都



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