ライオンは9月10日、中学生・高校生を対象に生活実態とオーラルケア意識調査の結果を発表した。調査期間は7月9日~14日で、全国の中高生計600人を対象とした。

「自由に使える時間」

中高生の"自由時間"は平均3時間以上

中高生に「自由に使える時間」を聞いたところ、1日平均187分と、3時間を超える結果となった。特に高校生は自由に使える時間が多く、男子高校生で212.8分、女子高校生で210.7分と、男女ともに3時間半以上となった。

自由な時間の時間帯については、19時台や20時台に始まり、23時台や0時台に終わる人が多かった。学校や部活、塾などから帰宅して、夕飯を済ませてから寝るまでの時間が自由時間帯となっていることがわかった。

「自由に使える時間帯」

自由な時間に中高生がしていることについては、「TVを見る」(79.3%)が最も多く、次いで「勉強する」(60.3%)、「家族と会話する」(60.2%)となった。「LINE等でコミュニケーションをとる」という回答は高校生になると急増し、男子高校生では1位の「TVを見る」(72.7%)に次いで66.7%に。女子高校生では、最も多い80.0%だった。

就寝時間をたずねたところ、「0時以降」と答えた"深夜型"の中高生は38.8%だった。0時以降まで起きている中高生がしていることには「LINE等でコミュニケーションをとる」(69.8%)、「スマホでゲームをする」(59.6%)など、デジタル機器を使った"夜活"が多かった。

「自由な時間にすること」

「平均的な就寝時間」

夜食をとる中高生は3割

"夜活"にともなった「夜食」について聞いたところ、「夜食を食べている」と答えた人は全体で31%だった。学年別で見ると、中学2~3年生や高校2~3年生が多く、受験などで勉強が忙しくなる学年ほど夜食をとる傾向がみられた。

また、夜食を食べる回答者に「夜食を食べた後。歯みがきをせずに寝てしまうことがあるか」をたずねたところ、およそ3人に1人(30.6%)が「ある」と回答。さらに、就寝時間が0時以降の"深夜型"の人のうち、39.8%が「歯みがきをせずに寝てしまうことがある」と答えた。

「夜食の摂取状況」

「夜食を食べた後、歯みがきをせずに寝てしまうことがある」