JR東海は東海道新幹線の名古屋駅にて、自動改札機の増設に着手するとともに、中央コンコースのデジタルサイネージの使用を開始する。

北口改札改良工事完成イメージ

自動改札機の増設は北口改札にて実施。係員の案内を必要とする利用客の通路の位置を変更するなどして自動改札の通路を3通路増設し、11通路とする。あわせて北口改札の自動改札機を、今年5月に品川駅で設置を開始したものと同型の新型自動改札に置き換える。今月中に改良工事に着手し、12月の完了をめざす。

新型自動改札機は、機器本体のスリム化により、通路幅を最大で4cm広げられる利点がある。案内画面もよりわかりやすくなるほか、ライトの表示によりきっぷの取り忘れを防止する機能も。待機時の電力使用量は現行機より約30%削減されるという。

デジタルサイネージ設置イメージ

デジタルサイネージは9月22日から使用開始。従来はポスター広告を掲示していた中央コンコースの50本の柱の2面に60インチの液晶ディスプレイ(縦約130cm×横約75cm)を設置し、計100面の画面で動画や静止画による広告などを放映する。10月6日までは東海道新幹線開業50周年コンテンツなどを放映し、10月7日以降に一般広告などの放映を開始する。使用開始に先立ち、9月21日までの期間は必要に応じて試験放映を行うとのこと。