ソフトバンクモバイルは12日、iPhone 6/6 Plusの端末販売価格を発表した。月月割が適用されることで、実質負担額は0円になるモデルがあるが、月月割の適用は、通話を重視した新料金プラン「スマ放題」への加入が必須となり、旧プラン利用者にとっては注意が必要な場合がある。

iPhone 6およびiPhone 6 Plusの端末代金は、最大24カ月間割り引かれる「月月割」が適用されることで、購入者の実質負担額が大幅に減る仕組みになっている。これまでのiPhoneシリーズも同様の手法がとられ、実質負担額の比較的少ないiPhoneが日本におけるシェアを拡大してきた面がある。

ただし、iPhone 6/6 Plusの月月割適用には、スマ放題のデータ通信料金に相当する「データ定額パック」、オプションプランの「家族データシェア」「2台目データシェア」のいずれも未加入の場合、月月割の適用はないと明言されている。このため、iPhone 6/6 Plus購入希望者で旧プランでの利用者の多くがスマ放題への移行を迫られそうだ。

図表内「月月割」の※3項目に月月割適用の条件がある

新料金プランは、通話し放題となるのが大きなメリットだが、データ通信の利用可能容量は旧プランよりも少なくなっている(同価格帯のプランを比較した場合)。このため、音声通話よりも、データ通信の利用を重視する人は特に自分の利用形態と通信費を熟慮したほうがよさそうだ。