Maxim Integrated Productsは9月8日(現地時間)、XilinxのUltraScale FPGAの主要サプライヤになったとを発表した。

今回、これまでにない柔軟性を持つデジタル電源製品「InTune」を活用することで、高密度、高効率のVolterra技術を初めてFPGA開発ボードに採用した。また、同社の電源製品が有する柔軟性および密度と、Xilinxの20nm UltraScale FPGAが本来備える柔軟性およびロジック密度を組み合わせることで、性能、エネルギー効率、および開発期間において前例のない優位性が実現した。その結果、Maxim製品は市販されている以前の世代に比べて最大30%小型化されるという。

また、複雑な通信システムは数十の電源レールを備える場合があり、その多くは限られたスペースと発熱の中で大電流を高信頼性で供給するという厳しい要件が求められる。これに対しては、「InTune」に内蔵された自動補償により、1つの設計とレイアウトで複数の電源レールを実現することにより、設計期間を最小化できるとしている。