NECは11日、業種・業務専用のAndroid搭載10.1型タブレット「AGT10(エージーティーテン)」新製品2モデルを発表した。ラインナップはWi-Fiモデルと、NTTドコモのXiに対応するLTEモデルの2モデルで、希望小売価格は前者が税別98,000円、後者が116,000円。出荷開始はいずれも10月20日。

AGT10

外食業の店舗でのセルフオーダ端末や、保守・製造現場でのデータ入力端末など、業務用途を想定したAndroid 4.1搭載の10.1型タブレット。75cmの高さからの落下に対する堅牢性や、店舗のテーブルなどで使用した場合にコップの水がかかることを想定したIP54準拠の防塵・防滴構造を備える。解像度は1,280×800ドットのWXGA。静電容量式の10点マルチタッチに対応する。

倉庫作業での使用を想定し、手袋をしたままでもタッチ操作可能な手袋モードや、ポイントカードの確認時などい使用できるNFC読み取り機構を搭載。手書き向けには、別売のアクティブスタイラスペンを用意する。バッテリ交換はユーザー側で行える。

主な仕様は、プロセッサがOMAP 4460 HS(1.5GHz)、メモリが2GB、ストレージが16GB、インタフェースがmicroSDHCカードスロット、Micro HDMI、MicroUSB 2.0など。

センサー類はGPS、加速度、地磁気、照度などを搭載する。対応フォーマットは、画像がJPEG、GIF、PNG、動画がMP4、3GP、音声がMP3、WAV、MID、AMR、OGG、M4A。通信機能はBluetooth 2.1+EDR、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN。

本体サイズはW275×D189×H17.7mm、重量は約815g。バッテリはリチウムイオン電池で、駆動時間は動画再生時で最大約12時間。充電時間は約4.5時間。