アルテックとタイのアルテック・アジア・パシフィックは9月10日、3Dプリンタ専業メーカーのストラタシスとタイでの代理店契約を締結し、10月1日より工業用3Dプリンタの販売を開始すると発表した。

アルテック 取締役 執行役員 デジタルプリンタ事業部長を務める陶山秀彦氏

同社取締役 執行役員でデジタルプリンタ事業部長を務める陶山秀彦氏は、「2010年から、国内における3Dプリンタ導入実績は約30倍に伸びており、今後も2桁成長が予測される。このような動向を受け、近年日系企業の進出が著しいタイのマーケットにおいて需要が一層高まることを見込み、今回ストラタシスとの販売代理店契約に至った」と経緯を説明している。

ストラタシスの3Dプリンタは、デザインとサイズが選べるプロフェッショナル向けシステム。同社が所有する「FDM方式」と「Polyjet方式」の2種類のテクノロジーによって、試作品製造から製品製造まで、さまざまな分野の用途に対応できるラインナップとなる。

同社は今後、バンコク市内にハイエンドモデルの3Dプリンタを含むデモ機5台を併設したショールーム兼事務所を10月1日に新設する予定。日本人営業担当者と技術担当者を派遣し、3年後には1億バーツ(日本円で約3億円)の売り上げを目指すという。