富士フイルムは9月10日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」にグラファイトシルバーモデルを追加した。最高速度1/32,000秒の電子シャッターなど新機能も搭載する。発売は11月の予定で、価格はオープン。推定市場価格は税別165,000円前後。

FUJIFILM X-T1 グラファイトシルバー

「X-T1」は、2014年1月に発表された防塵・防滴の高級ミラーレスカメラ。EVF(電子ビューファインダー)には、表示タイムラグを世界最短(※)の0.005秒に抑えた「リアルタイム・ビューファインダー」を搭載している。 ※2014年9月現在、同社調べ

こだわりの多層塗装技術

今回発表された「FUJIFILM X-T1 グラファイトシルバー エディション」では、クリーンルームで塗装・焼付けの工程を3回繰り返す多層塗装技術を投入。マグネシウム製のトップカバーにマットブラックの下地を、2コート目に薄膜多層コート技術によるグラファイトシルバーを、3コート目にクリア塗装を施し、"グラファイト=黒鉛"の名にふさわしい質感を実現した。

新機能として、最速1/32,000秒の電子シャッター、フィルムシミュレーションに「クラシッククローム」モード、EVFの表示にフィルター機能を反映させない「ナチュラルライブビュー」を追加した。高速な電子シャッター機能を利用すれば、晴天屋外のような明るい撮影環境でも絞りを開放して撮影できるようになる。

グラファイトシルバーモデルには、高級本革ストラップとアルミ製のホットシューカバーが同梱される(下段左・中)

新搭載の「クラシッククローム」と従来からある「プロビア」「ベルビア」「アスティア」の比較。クラシッククロームは彩度を抑えた深みのある色合いと豊かな陰影を表現する

クラシッククロームの作例

基本仕様は既存モデルと同じで、撮像素子にAPS-Cサイズ・有効1,630万画素のX-Trans CMOS II センサー、画像処理エンジンにEXR プロセッサーIIを採用。EVFの表示パネルには0.5型・236万ドットの有機ELを採用し、ファインダー倍率は0.77倍。Wi-Fi機能を内蔵している。

バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影枚数は約350枚(交換レンズ「XF35mmF1.4 R」使用時)。本体サイズはW129×D46.7×H89.8mm、重量は本体のみで約350g、付属バッテリーとメモリーカードを含む状態で約440g。

12月にファームウェアアップデート

12月にはX-T1の大規模なファームウェアアップデートが予定されている。12月の新ファームウェアによって、下記10項目の新機能が追加されるほか、既存のブラックモデルも最速1/32,000秒の電子シャッターやクラシッククロームのシミュレーションなどの機能が利用可能となる。

  • AFエリアダイレクト選択
  • AE-L/AF-Lボタンの機能入れ替え
  • マニュアルフォーカス時にフォーカスエリアのサイズ変更
  • マクロモードダイレクト選択
  • Qメニューのカスタマイズ
  • 動画フレームレート選択
  • 動画マニュアル撮影
  • ワンプッシュAFの位相差AF対応
  • 測光エリアのフォーカスエリア連動
  • プログラムシフト設定領域の拡大