マツダは9月9日、「SKYACTIV技術」を用いたディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を搭載した自動車の国内販売台数が同日、2012年2月の「マツダ CX-5」の市場投入以降の累計で10万台を突破したと発表した。

「SKYACTIV-D」は、14.0の低圧縮比を実現したことで、同社従来ディーゼルエンジン比で約20%の燃費改善を実現しつつ、低速から高速までスムーズでリニアなレスポンスと低速域のトルク向上の実現している。また、高価なNOx後処理装置なしで、グローバルにおける排出ガス規制をクリアすることが可能な次世代クリーンディーゼルエンジン。

「SKYACTIV-D」は、「CX-5」の発売以降、2012年11月に新型「アテンザ」、2014年1月には新型「アクセラ」へも搭載され、2013年には国内のディーゼル乗用車市場の6割にあたる約4万5000台を占めるに至っている。

なお同社では、小型化を実現した「SKYACTIV-D 1.5」を2014年秋に発売する予定のコンパクトカー、新型「マツダ デミオ」に搭載する予定としており、今後も「SKYACTIV-D」のさらなる普及を図ることで国内ディーゼル乗用車市場をけん引していくとともに、走る歓びと優れた環境性能を両立したクルマづくりを目指すとしている。

「SKYACTIV-D 2.2」の外観

左から「マツダ CX-5」、「マツダ アテンザ」、「マツダ アクセラ」