クリント・イーストウッド監督最新作『ジャージー・ボーイズ』(9月27日公開)の公開に先駆け、本作で音楽に携わっているイーストウッド監督の息子でジャズ・ベーシストのカイル・イーストウッドが来日し、9月17日~19日にブルーノート東京でライブを行うことがこのほど、明らかになった。

上が『ジャージー・ボーイズ』メイキング写真(左がイーストウッド監督)、下がカイル・イーストウッド

伝説のポップグループ"ザ・フォー・シーズンズ"の実話に基づいたトニー賞受賞の大ヒットミュージカルを映画化した『ジャージー・ボーイズ』。世界中で愛され続ける名曲と共に、彼らの友情と夢、栄光と挫折、再生の実話を、同じ時代を生きてきたイーストウッド監督が描く。そして、本作の音楽には、ジャズ・ベーシストの息子カイル・イーストウッドも参加している。

父親ゆずりのルックスと、傑出したベース・テクニック、曲作りの才能で観客を魅了するカイルは、ソロ活動の一方で、これまでもイーストウッド監督作に楽曲提供を続けてきた。『ミスティック・リバー』、『ミリオンダラー・ベイビー』などの楽曲を父とともに担当し、『父親たちの星条旗』では作曲、演奏ともに全面的に関わり、2008年には『グラン・トリノ』の音楽がゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞にノミネートされた。

そしてこのたび、公開直前にカイルが来日して、9月17日~19日にブルーノート東京でライブを行うことが決定し、父であるイーストウッド監督も日本に向けてメッセージ。息子カイルについて「音楽はどの映画にとっても重要な要素で、カイルは長年にわたって私の映画音楽に何度となく関わってくれた。また彼は才能豊かな作曲家で素晴らしいパフォーマーでもあるんだよ」と才能を称賛した。

また、本作についても「ザ・フォー・シーズンズのメンバーは、犯罪に手を染めるような貧しい地区の出身だったのだが、音楽に出会って努力するようになったんだ。彼らの歌は世界中で大ヒット、そして彼らの名曲に秘められたストーリー、日本のみんなにも映画『ジャージー・ボーイズ』を通じて、楽しんでもらえると思う」と自信を見せた。


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