大日本印刷は9月5日、デジタルペン「Livescribe 3 スマートペン」の企業向け販売を開始した。ダイワボウ情報システムを販売代理店に、共同で販促活動を展開する。価格は通常版が1万9336円。レザーカバー付き専用ノートとEvernote Premiumライセンス1年分が付いたプロ版が2万5508円。

「Livescribe 3 スマートペン」利用イメージ

Livescribe 3 スマートペンは、専用のノートに手書きした文字や図形をiPad/iPhoneにデータ保存できるデジタルペン。周囲の音声を文字情報と関連付けて録音もできる。手書き文字と音声の情報は、電子メールで送信またはEvernoteやOneNoteに送ることも可能だ。

サイズは162×14.9ミリ、重さ34グラム。バッテリーはリチウムイオン電池を用いた充電式で、通信にはBluetooth 4.0を採用している。アプリの対応OSはiOS 7以降。iPod Touch第5世代以降、iPhone 4S以降、iPad第3世代以降、iPad miniなどの機種で使える。

通常版(画像左)とプロ版(画像右)のパッケージ。通常版には専用ノート(スターターノートブック100ページ)とマイクロUSBケーブル、ガイドブックが同梱する

消耗品のノートとジャーナル、替え芯、ペンのキャップは追加購入できる

Livescribeは、これまで個人向けに販売されており、シリーズ累計で世界100万本以上の販売実績がある。今回、日本企業でiPadを使った業務効率化へのニーズが高いことから、法人向け販売に至ったという。会議や商談時のメモ取りや、その場で意見交換した音声を組み合わせて保存し、出席者と情報共有するといった使い方を想定している。2014年度で1万セットの売上を見込む。