ワークポート(東京都品川区)は、8月4日~29日にかけて、同社取引企業の採用担当者(91社)を対象に「採用担当者の意識調査」を実施した。

企業として"女性の活用"に対する、何らかの取り組みを積極的に行っていますか?

現在、政府は「女性の活躍支援」に注力しているが、採用担当者を対象に「女性の活用に対する何らかの取り組みを積極的に行っていますか?」と尋ねたところ、「どちらでもない」(36%)「積極的に行っていない」(33%)と答えた企業が全体の約70%を占めた。

理由について聞くと、大多数の企業が「男女差別なくスキル基準で採用や評価をしているから」と述べており、男女機会均等の意識が高い企業が多い事がうかがえる。「積極的に行っていない」と答えた企業の中には「現在の課題ではあるが、具体的に考えていない」との回答も多数見られた。認識はあるものの、行動に移せていない企業も多いようだ。

一方「積極的に行っている」と答えた企業は、時短勤務の実施や育児サポート制度の導入など、女性の子育て支援に関する取り組みを行っているところが多かった。また、女性管理職の研修を行うなど、女性の活用にいち早く取り組んでいる企業があることもわかった。