ニフティとビットアイルは9月4日、クラウド分野で業務提携すると発表した。ニフティクラウドOEM版をビットアイルに提供するほか、ニフティが運営するニフティクラウドと、ビットアイルが運営するデータセンターとをダイレクト接続させるという。

ニフティクラウド 代表取締役社長の三竹兼司氏

ニフティクラウドのOEM版は、「ビットアイルクラウド N シリーズ powered by ニフティクラウド」というサービス名で提供される予定。OEM提供のメリットとしては、ビットアイルデータセンター内のオンプレミスシステムとの連携が容易になることなどが挙げられている。10月1日より提供開始予定。

一方のダイレクト接続に関しては、ビットアイルのデータセンターとビットアイルクラウド N シリーズを、ニフティクラウドに対して専用線で接続するというもの。高速かつ安定したネットワーク環境を築き、システムのハイブリッドクラウド化を後押しする。

発表会では、ニフティクラウド 代表取締役社長の三竹兼司氏が、パートナーシップ戦略について言及。ニフティクラウドのOEM提供は、ケイ・オプティコム、ソネット、富士通マーケティング、クララオンラインに次いで5社目になることを説明したうえで、「パートナーを経由することで、ニフティだけではリーチできないクライアントにサービスを提供できるようになる」とメリットを強調した。