JR東日本横浜支社は今秋から、東海道本線熱海駅の建替え工事に着手する。現在の駅施設敷地や旧駅ビル跡地などに、4階建ての駅ビルを新築する計画。駅施設の供用開始は2015年度の予定で、2016年度の全面開業をめざす。

「熱海駅ビル(仮称)」外観イメージと内部イメージ

新駅ビル「熱海駅ビル(仮称)」では、店舗スペースや観光案内所、列車の待ち時間や待ち合わせ、買い物の合間などに利用してもらうための待合スペースを整備。駅前広場に面した1階開口部を広く取るなどして、駅ビルと街との回遊性向上をめざす。

外観は、「熱海・伊豆エリアの自然と風景を印象付ける色合い」(JR東日本横浜支社)に。建物内部の改札口上部には自然光を感じさせる吹き抜けを設け、旅の高揚感と非日常を感じさせる空間を演出する。延床面積は約7,600平方メートル、うち店舗面積は約2,600平方メートルとなる。