セキュリティ対策ソリューションを提供するレオンテクノロジーは9月4日、WordPress専用のクラウド型セキュリティ診断サービス「KYUBI」の料金体系を見直したことを発表した。無償サービスの利用可能回数が大幅に増えたうえ、低価格の新プランも追加されている。9月8日より提供開始予定。
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KYUBIのWebサイト |
「KYUBI」とは、WordPressによって作成されたWebサイトのセキュリティを診断するサービス。WordPress本体やプラグイン、テーマを診断するほか、診断レポートの閲覧、KYUBIサポートチームによるセキュリティ対策の提案なども行う。
今年7月より提供を開始した同サービスだが、今回、「中小企業や個人ユーザーからの問い合わせに応えるかたち」で料金プランを改定。レオンテクノロジーでは、WordPress本体のみならず、プラグインやテーマなどが更新された際にもセキュリティホールが生じていないか確認することを勧めており、予算に限りのある中小企業や個人でもそうした運用ができるよう料金体系を見直している。
新プランは、「KYUBI Lite」と「KYUBI Pro」「KYUBI Admin」の3種類で構成されている。これらのうちLiteは、これまで「トライアルサービス」として提供されていたものを拡充した無償メニューで、以前は1サイト1回限りだった無料診断が、1サイトあたり月1回までと、利用できる回数が大幅に増えた。
一方、Adminは、従来型の料金プランにおける「継続監視サービス」を改名したもの。これまで同様、月額7980円(税別)で診断回数が無制限なほか、ミドルウェアやハードウェアにおけるセキュリティ対策に関して、専門家による電話サポートを受けることもできる。
そしてProは、月5回まで診断が受けられる新メニュー。月額980円(税別)と、中小企業や個人でも利用可能な価格設定になっている。
なお、同社は併せて、レンタルサーバー会社へのOEM提供を開始することも発表している。
