映画『るろうに剣心 伝説の最期編』の世界最速上映イベントが3日、都内で行われ、キャストの佐藤健、武井咲、青木崇高と大友啓史監督が出席した。

映画『るろうに剣心 伝説の最期編』の世界最速上映イベントに出席した青木崇高、佐藤健、武井咲(左から)

和月伸宏の同名コミックを実写化した本作は、全国公開中の映画『るろうに剣心 京都大火編』に続く完結編。日本征服を狙う志々雄一派に立ち向かう剣心は、師匠・清十郎に奥義の伝授を懇願する。剣心を打ち首にするよう政府に圧力をかけた志々雄によって危機に立たされた剣心は、志々雄に打ち勝ち、日本を救うことができるのか――というストーリーで、13日から全国公開する。

上映前に登壇した剣心役の佐藤は、集まった観客にむけて「見どころは全部。前編のアクションは準備運動みたいなものなので、後編はリアルにまばたきをしないで」と胸を張り、薫役の武井も「エネルギーにあふれた現場だったので、楽しみにしてて」と笑顔でアピール。続けて、「武井さんがまだ観ていないそうなので、僕たちも一緒に観ようと思います!」と話した佐藤らは、客席に座って観客とともに本作を鑑賞した。

上映終了後は総立ちする観客から温かい拍手が贈られ、佐藤は「思わぬ事だったけど、この中で僕が1番感動してる。この後、一緒に飲みに行って、一人ひとりと話したいくらい」と感無量。一方、感激のあまり涙ぐみながら登壇した武井は、「すごかった……。最後をみなさんと一緒に見届けることができました。気持ちの良い映画だった」と圧倒されたようで、「今、平常心でいられない。志々雄のところにみんなで乗り込んでいくところは、本当に良かった」と興奮冷めやらぬ様子だった。

殺陣などの激しいアクションシーンが見どころの本作だが、青木が「アクションの練習から始まって……。言葉じゃないですね」と語ると、佐藤は「芝居の現場に行くというより、大会に行くアスリートのようだった。観客のみなさんに負けないように頑張りました」と過酷な撮影をともに戦った青木と抱擁する場面も。最後は原作者の和月からの手紙が読み上げられ、「うれしいですね。剣心というキャラクターを生んでくれて感謝してます」と笑顔を見せた佐藤は、「心からこの仕事をしていて良かったと思えた作品。胸を張って観てくださいと言えるし、たくさんの方に観てもらいたい」と自信を持ってアピールした。