たまに会社が早く終わった時、週末に一人で過ごすのもちょっと……といった時に、気軽に誘える友達がいない。よく集まっていた仲間も結婚して付き合ってくれない……そんな経験がある人でも、「社会人になったあとは友達ができない」と思い込んではいけない。

子どもの頃に自然と体得しているスキルを活用することで、ビジネスマン/ウーマンになったあとでも友達作りは可能だとDumb Little Manの記事「5歳のような心を持って大人の友達を作ろう(原題:5 Tips to Make Friends as an Adult (by Acting Like a 5 Year Old))」が指摘している。ポイントは次の5つだ。

すでにあるソーシャル資産を活用

新しく友達を作るにあたって、まずはすでにある自分の人脈を活用したい。

子どもの頃、一緒に遊んでいた友達の友達と仲良くなったことがあるはずだ。

友達の家に行ったら他の友達もきていて、自然と一緒に遊ぶようになったというパターンだ。これを再現しよう。

現在の友達や同僚、家族や親戚を通じて、交遊関係を広げることができる。結婚式などのイベントはもちろん、友達や家族が誘ってくれた集まりには積極的に参加しよう。

クラブやバーではなく、趣味ベースのグループに

子どもの頃、学校の教室以外で友達ができた場所は習い事やクラブ活動のような趣味をベースとしていたはずだ。

大人になっても、趣味ベースの集まりこそ友達を開拓する場所だ。バーやクラブで出会う人より、興味や関心事が近いのだから、話が弾むきっかけや可能性も高いはず。

自分の価値観はなにかを知っておく

子どもたちが簡単に友達を作る理由の1つが、"共通点"だ。子ども達は、遊びの大切さ、滑り台のおもしろさ、お菓子が好きなどの共通認識から、お互いに対し簡単に共感を抱くことができる。

しかし大人になると、それぞれが自分の価値観を身につけるので、すぐに共通点を探せなくなる。それでも基本ルールは同じ。同じところに価値を感じる人同士は仲良くなりやすい。

だから、自分の価値観をおさらいしておこう。そして、明確に言葉と行動で示すことができるようにしておけば、自然と仲間が集まってくるはず。つまり「類は友を呼ぶ」なのだ。

同じ時間に同じ場所に行く

子ども達は毎朝学校に行って友達に会う。放課後の公園やクラブも同じだ。同じ時間に同じところに行くと、認識されやすい。

行きつけのカフェやスポーツクラブ、ジム、飲み屋といった場所に、同じ時間へ行ってみてはいかがだろうか。

自分についてシェアする

新しく人と知り合えたとしても、その場限りで終わってしまっては友達はできない。友達になれるかどうかは会話が弾むかどうかにかかっている。

子どもの頃、「こんなことできるんだぜ」と自分のことを話すタイプがいたはずだ。

たとえ自慢半分だったとしても、一時的かもしれないが周囲の注目を得ていることには違いない。

友達がいないと悩むあなたはおそらく内気だったりシャイなタイプだろうから、同じように振る舞えといわれても無理だろう。

もちろんそこまでする必要はない。自分の仕事について話をするときに「キャリアを選択するにあたって兄弟のアドバイスが役に立った」などもう一言付け加えてみる、

あるいは「最近おもしろかった映画は?」などといった軽い質問をする。ちょっとした言葉で良いので、順を追ってお試しあれ。