ブラザー販売は3日、ポータブル型の感熱ラベルプリンタとして、「RJ-3150」と「RJ-3050」を発表した。10月31日より発売する。価格はオープン。

RJ-3150

RJ-3150

「RJ-3150」は、印刷速度が127mm/秒のポータブル型感熱ラベルプリンタ。3.3インチのカラー液晶を備え、内容をプレビューしてから印刷できる。時計機能を内蔵し、工程管理ラベルや検査ラベルに印刷した時点での日付と時間を入れることが可能。ラベル印刷時にラベルが剥離紙から自動で剥がれて出てくる「ラベル剥離機能」を搭載する。

無線LANとBluetoothを備えており、スマートフォンなどからのワイヤレス印刷にも対応。USBホスト機能付きのUSBポートも備える。本体にテンプレートやデータを転送しておくことで、PCを使わずに本体操作のみで印刷も可能。本体内に収録したテンプレートの更新も行える。IP54に準拠した防塵防滴性能も備えており、対落下衝撃性能は1.8m。ハードな現場環境でも利用できる。

主な仕様は、印刷方式が感熱方式、印刷解像度が203dpi、最大用紙幅が80mm(ラベル76mm)、最小用紙幅が25mm(ラベル25mm)、最大印字幅が72mm、最小印字長がラベル6mm(剥離モード時25.4mm) / レシート6mm。用紙センサーは透過式と反射式を搭載。使用できるロール紙の外径は最大66mmまで。

インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.1。本体サイズは約W116×D189×H82mm、重量は約555g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8、Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2。

RJ-3050

RJ-3050

「RJ-3050」は、ラベルプリントに対応しない「RJ-3150」の下位モデル。レシートの印刷が主な機能になる。相違点は、液晶ディスプレイを省略していることなど。そのほか、時計機能、ラベル剥離機能、USBホスト機能が非搭載。最大用紙幅がレシート80mm、最小用紙幅がレシート6mm、最小印字長がレシート6mm。用紙センサーは反射式のみ。対落下衝撃性能は1.3m。本体サイズは約W113×D186×H80mm、重量は約485g。その他の仕様は共通となっている。