米Googleは2日、ビジネス向けクラウドグループウエアサービス「Google Apps for Business」の名称を「Google Apps for Work」に変更した。

一般向けのWebサービスからスタートしたGoogleは、2006年に独自ドメイン向けサービスのベータテストを開始。ビジネス向けに企業顧客が必要とする機能やサービス、信頼性を提供するGoogle Apps for Businessを用意した。それから8年が経過し、クラウドサービスは広く社会に浸透した。今では一般ユーザーもクラウドサービスを共有やコラボレーション、プロダクティビティに活用している。Google Apps for BusinessまたはGoogle Enterpriseという名称は企業向けをイメージさせるが、今日の同社のビジネスサービスの利用者には、中小ビジネス、スタートアップ、グループや個人も多数含まれる。そこで今のビジネス向けGoogle Appsのあり方をより正確に表現するGoogle Apps for Workに名称を改めた。

Eric Schmidt会長は「コンピュータ、タブレットまたは携帯電話を駆使して働くのはすでにトレンドではなく現実だ。規模の大小を問わず、数百万の会社がビジネスを生み出し、構築、そして変えていくためにGoogle製品を採用している」と述べている。