SBI証券はこのたび、「NISA口座50万口座」を達成したと発表した。

同社はNISAを、これからの個人投資家の資産運用において極めて重要な制度であると位置付け、2013年3月より、いち早くNISA口座開設の申込受付を開始した。また、2014年5月より、主要ネット証券で初めてという「住民票取得代行サービス」の提供を開始するなど、顧客の利便性向上に努めてきたという。

取扱商品は、国内株式、投資信託(1600本以上)及び外国株式(9ヶ国)をNISA口座の対象商品とし、顧客のさまざまな投資ニーズに応えることが可能だという。また、2014年は国内株式の取引手数料を無料とし、海外ETFの買付手数料も実質無料(キャッシュバック)としている。さらに、販売手数料無料のノーロード投信を490本以上取扱うなど、「業界屈指の格安手数料」の実現に努めてきたとしている。

同社でNISA口座を開設した顧客の属性を見ると、7月までに口座開設した顧客のうち、20代から40代の人が約6割を占めており、これから資産形成を行う世代の多くの人にNISA口座を利用したもらえていることが特徴だという。また、NISAをきっかけに投資を始めようとしている顧客の中では、20代から40代の比率が約8割を占めており、資産形成層を中心に個人投資家の裾野が広がっていることが窺えるとしている。

商品別の取引動向を見ると、各商品の買付代金に占める割合は、国内株式:約76%、投資信託:約22%、外国株式:約2%となっており、国内株式を中心に運用されている。

このたびのNISA口座50万口座達成は、同社のこれまでの取組みを、NISAの税制メリットを最大限に活用して賢く資産運用したいという顧客に支持された結果であると考えているという。同社は、今後も「顧客中心主義」の経営理念のもと、個人投資家の人たちの中長期的な資産形成ツールとして、NISAを最大限活用してもらえるよう商品及びサービスを拡充していくとしている。