東京都、オリンピックに向け都心と臨海副都心を結ぶ交通を整備へ

東京都はこのほど、都心から勝どきを経由して臨海副都心に至る地域において、2020年に開催されるオリンピックおよびパラリンピックを契機とする開発需要に対応するため、「都心と臨海副都心とを結ぶ公共交通に関する基本方針」を策定したと発表した。

同方針の下、都は環状第2号線を中心に、都心と臨海副都心を結ぶ、魅力ある中規模な交通機関(BRT:Bus Rapid Transitなど)の整備に向けた具体的な検討を始める。

臨海部全域 資料:東京都

対象エリア 資料:東京都

勝どき・晴海・豊洲・臨海副都心などの地区は、都心から約6km圏内に位置し、新たな東京の顔としての発展が期待されている地区である一方、鉄道へのアクセスが不便な地域があり、ラッシュ時に混雑が生じている。

また勝どき・晴海地域では、オリンピック/パラリンピック開催までに新たに2万人を超える規模の住宅などの開発が予定されていることに加え、オリンピック/パラリンピック大会の選手村の後利用を含め、1万人を超える規模の住宅などの整備が予定されているという。

東京オリンピック/パラリンピック選手村イメージ(立候補ファイルより) 資料:東京都

これに対し、都心部では、東京駅から新橋駅・虎ノ門周辺にかけて行われている複数の開発事業において、バスターミナルの計画も進められている。都は、都心部の新たなターミナルについて「都心部から各方面へのアクセスを可能にする有用な結節点」としている。

銀座6丁目再開発イメージパース 資料:東京都

こうしたことから、環状第2号線の整備を契機に都心と勝どきから臨海副都心に至る地域との結び付きが深まり、既存の交通不便地域を解消し、今後増え続ける需要にも対応するため、都心と臨海副都心とを結ぶ公共交通を早期に整備していく。

今後、BRTに代表される中規模な交通機関から、必要な交通機関、各種サービスレベル(運行・施設・料金)などについて、公募する事業協力者とともに、具体的な計画策定および関係機関との調整を行う。

2020年開催のオリンピック/パラリンピックを見据え、対象地域の発展を誘導するため、都心と臨海副都心とを結ぶ公共交通機関の運行をテストイベントが予定される2019年内に開始することを目指す。



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