エプソンは9月2日、A3ノビ対応の8色顔料プリンター「SC-PX5VII」を発表した。黒濃度を向上した新フォトブラックインクを採用した。発売は11月上旬で、価格はオープン。推定市場価格は税別90,000円前後。

SC-PX5VII

「SC-PX5VII」はプロ写真家や写真愛好家に向けたエプソンプロセレクションシリーズの新製品。新開発のインク「Epson UltraChrome K3 INK」を搭載した。とくに新フォトブラックインクは、インクを包む樹脂に従来機の1.5倍となる密度で顔料の色材を配合し、黒濃度を向上。より深みのある黒、より滑らかなグラデーション表現を提供する。また、インクを包む樹脂を厚くしたことで、光の乱反射を従来比約60%に抑制し、見る角度や光源によって色が変化して見えるブロンジングを低減する。

通信機能は、無線LAN(11b/g/n)と有線LANに対応。「Wi-Fi Direct」機能を新搭載し、無線LANアクセスポイントを介さずに、対応するデジタルカメラやパソコン、スマートフォンと連携できる。

プリントエンジンは解像度5,760dpi。インク構成はフォトブラック/マットブラック、シアン、ビビッドマゼンタ、イエロー、ライトシアン、ビビッドラ イトマゼンタ、グレー、ライトグレーの8色顔料独立型。パソコンとの接続インタフェースとして、Hi-Speed USB端子を備えている。サイズはW616×D369×H228mm。重量は約15.0kg。