日立ハイテクノロジーズ(日立ハイテク)は9月2日、スイスのEtrion Corporation(Etrion)と共同で、日本国内において出力34MWのメガソーラー事業を開始すると発表した。
日立ハイテクとEtrionは2012年に太陽光発電共同事業の立ち上げについて開発協定を結んでおり、以来、太陽光発電プロジェクトの開発・建設・運営に向けて共同で立ち上げを推進してきた。今回発表された「雫石プロジェクト」と「水戸プロジェクト」は同協定下で建設される最初の太陽光プロジェクトとなる。
「雫石プロジェクト」では24.7MWの太陽光発電所を、岩手県雫石町に建設する。同発電所は2014年10月に建設関連作業開始を見込んでおり、2016年末までに操業開始を予定している。運用開始後の年間発電量は約25.6GWhとなる見込みで、東北電力の電力系統に連係する。
一方の「水戸プロジェクト」は9.3MWの太陽光発電所を、茨城県水戸市に建設するというもので、2014年9月に建設開始、2015年末までに創業開始を予定している。運用開始後の年間発電量は約10.3GWhを見込んでおり、東京電力の電力系統に連係する。
両プロジェクトの発電所は日立製作所より発電システムの供給を受けて、日立ハイテクが建設する。日立ハイテクとEtrionは、2015年までに建設中または着工準備完了のものも含めて合計出力100MW達成を目標としている。
