エプソンは2日、個人向けインクジェット複合機の2014年秋モデルとして「PX-437A」および「PX-047A」を発表した。両機ともエントリークラスにあたる製品で、低価格・低ランニングコストが特徴だ。

発売は9月18日、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、PX-437Aが10,000円台中盤、PX-047Aは10,000万円台前半。

PX-437A

PX-047A

PX-437Aは1.44型カラー液晶とボタンによる操作系、PX-047Aはボタンのみの操作系を採用している。給紙機構はリアのオートシートフィーダによっておこう。給紙容量はPX-437Aが最大100枚(ハガキ30枚)、PX-047Aが最大50枚(ハガキ20枚)となる。

プリント解像度は5,760dpi。ドロップサイズは最少3pl。インクはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色構成で、カートリッジは69/69L(69Lはブラックのみ)を使用する。

プリントヘッドのノズル数は、PX-437Aがブラック180ノズル、カラー各59ノズル、PX-047Aがブラック128ノズル、カラー各42ノズル。L判カラーフチなし印刷の公称プリントスピードはPX-437Aが約75秒、PX-047Aが105秒。スキャン解像度は1,200dpi。センサーはCIS方式。

両機ともスマートフォン用プリントアプリケーション「EPSON iPrint」での印刷は可能だが、PX-047Aは本体への用紙サイズ・種類の登録がおこなえないため、EPSON iPrint上の情報には反映されない。カメラで撮影した画像を綺麗に補正する「EPSON カメラでコピー」は利用可能だ。

インタフェースは両機ともUSB2.0とIEEE802.11bgnを装備。PX-437Aでは無線LANとWi-Fi Directの同時使用が可能だ。サイズは両機ともW390×D300×H145mm。重量はPX-437Aが約4.2kg。PX-047Aが約3.9kg。