トヨタ自動車は9月2日、軽商用車「ピクシス トラック」をフルモデルチェンジし、同日より販売を開始したと発表した。

新型ピクシス トラックは同車種としては2代目に位置付けられ、1945mmのガードフレーム荷台長や、荷台への張り出しをなくした薄型の角形ガードフレームを前世代から引き継ぎつつ、荷台フロア長を2030mmに拡大することで、積載能力を拡大した。また、フロントガラスを前方に出すことで室内空間を拡大したほか、ステアリング角度の見直しなどを実施したことで、ドライバーが運転しやすいような工夫も取り入れたという。

さらに、フロントサスペンションアームの構造とリヤサスペンションのショックアブソーバー特性を最適化することで、空荷時、積載時に関わらず、快適な乗り心地を確保したほか、3層塗装や、アッパーボディの表面積100%への防錆鋼板の採用などにより、高い防錆性能を実現しており、ボディ表面錆保証を3年、ボディ外板穴あき錆保証は5年に延長されている。

このほか、660cc KFエンジンの改良による、圧縮比の向上のほか駆動損失の低減を実現。これにより5速マニュアル車ながら19.6km/L、4速オートマチック車で18.4km/Lの低燃費を実現したという。