ローランドは、最大5人がエレキ・ギターやキーボード、マイクなどを接続し、全員がヘッドホンを着用することで、防音されていない自宅などでバンド演奏が楽しめるセッション・ミキサー「HS-5」を発表した。発売開始は10月下旬。価格はオープン。

自宅でバンド演奏が楽しめる"セッション・ミキサー"「HS-5」

同製品は、時間と場所を選ばずにバンド演奏を楽しむための「セッション・ミキサー」。電子ドラムやエレキギター、シンセサイザー、マイクなど最大5人分の楽器を接続し、バンドのメンバー全員がヘッドホンを使用して演奏することで、外部への音漏れを最小限にとどめてのバンド演奏が可能になるというものだ。

それぞれの楽器の音量バランスはヘッドホンごとに調整できるので、各メンバーがそれぞれ最適な状態で聞くことが可能。もちろん、練習には欠かせない「メトロノーム音」を流す機能もある。演奏結果は、本体に挿入したUSBメモリーにステレオ録音できるほか、パソコンと接続すればマルチトラック録音にも対応する。

また、ギターアンプ・モデリングとベースアンプ・モデリング機能を備え、エレキ・ギターやベース・ギターを直接つないでも、アンプを通して演奏している時と同様の音をヘッドホンで聞きながら演奏することが可能。そしてボーカル用には、音量バランスを整える「コンプレッサー」や、やまびこ効果の「エコー」、反響音をシミュレートする「ディレイ」などを装備し、質の高い音での練習が可能となっている。なお、外寸は257mm(幅)×248mm(奥行)×68mm(高さ)、重さは1.1kg(ACアダプターを除く)