WOWOWで8月31日からスタートする伊藤英明主演の連続ドラマW『罪人の嘘』。勝つためには手段を選ばない高級弁護士・笠原卓也(伊藤英明)の栄光と闇を描いた本格的リーガル・サスペンスである本作の見せ場の一つが、迫力あふれる法廷シーンだ。

物語終盤の法廷シーン。被告人となった笠原(伊藤英明)に対し、羽根田(仲代達矢)が放った意外な言葉とは……

中でも、これまでずっと勝利を収めてきた笠原が因縁深い人情派弁護士・楠之瀬正志( 滝藤賢一)に弁護され、とある罪で被告人となり、裁かれるという、ドラマ終盤に訪れる 法廷シーンは物語最大のクライマックスともいえる。今回、その法廷シーンを特別に取 材することが出来た。

撮影では、証人として法廷に立った仲代達矢演じる大物実業家・羽根田健三の意外な言 葉に、思わず笠原が飛びかかろうとするスリリングな一幕も。静と動、二人の俳優の迫 真の芝居がぶつかり合う迫力に、現場の空気も緊張の度合いを増していく。本作の監督 を務める瀬々敬久監督(映画『アントキノイノチ』『感染列島』)は、そんな彼らの演 技を静かにモニターで見つめながら、時折、俳優のそばに駆け寄り指示を出す。

笠原役の伊藤(右)と楠之瀬役の滝藤(左)の間に立ち、芝居の確認をする瀬々監督

撮影所のスタジオ内に組み立てられた法廷の重厚なリアリティーもさることながら、裁 判関係者はもちろん、傍聴席にまで豪華キャストが集結した今回の撮影。とりわけ、羽 根田役を演じた仲代達矢の存在感は圧倒的で、彼がその場でひと言セリフを発するだけ で現場の空気が一気に引き締まり、まさに仲代にしか出せない唯一無二の雰囲気を醸し 出していたのがとても印象的だった。

羽根田役の仲代(左)と瀬々監督。仲代の重厚な芝居と存在感に現場の空気がピリッと引き締まる

このように監督、俳優、スタッフが一丸となって取り組んだ渾身の法廷シーン。はたし てどのような映像に仕上がっているのか、ぜひその目で確かめて欲しい。

連続ドラマW『罪人の嘘』は8月31日(日曜 22:00~)WOWOWプライムにてスタート。全5話(第1話無料放送)。