YKK APは9月1日、集合住宅・中低層オフィスビル向け基幹商品「EXIMA31(エクシマサンイチ)」の新商品として、換気効率を重視した換気窓「ウインドキャッチ連窓・段窓」を受注開始する。

「ウインドキャッチ連窓(左)」「ウインドキャッチ段窓(右)」換気イメージ

風の入り口と出口を作って導き入れる窓

同商品は、換気効率に優れた"たてすべり出し窓"を利用することで外の風を室内に誘導し、風の流れを作り出す設計の窓。

正面からの風ではなく、壁に沿って流れる風に着目。室内に風を導き入れるとともに、風上側と風下側にそれぞれ開く方向が異なる2つの窓を配置することで、風の入り口と出口を設け風の通り道を作る。また、開き方が異なる窓を組み合わせることで、風向きが変化しても効率的に風を導く構成とした。そのため、引き違い窓に比べ通風量が約3倍に向上し、約3分の1の時間で室内の空気の入れ替えが可能だという。

開口部の配置に制約のある集合住宅や医療福祉施設の居室に設置することで、一つの窓で風の入り口と出口を確保し、少ない窓でも高い換気効率を実現した快適な室内環境を実現する。参考本体価格は、サイズが幅1,700mm×高さ1,300mmの連窓で12万4,700円(税別・ガラス及び組み立て施工費は含まず)など。