MMD研究所は29日、20代から60代のスマートフォン利用者1343人を対象にした「スマートフォンのデータ通信・通話利用に関する調査」の結果を公表した。それによると、1カ月のデータ通信使用量は、「1GB未満」が18.8%と最も多く、「3GB未満」で全体の5割を超えた。1カ月のトータルの通話時間は「1時間未満」が8割を超えた。

スマートフォンの1カ月のデータ通信量を聞いたところ、全体の約7割が1カ月のデータ通信量を把握していた。把握していると回答した人を対象に、1カ月のデータ通信量を聞いたところ、「1GB未満」が18.8%で最も多く、「2GB未満」が18.2%、「3GB未満」が17.7%と続いた。月間データ通信使用量が3GB未満は合わせて、54.7%となり、半数以上を占めた。

また、1カ月のデータ通信量を把握していない人でも、2GBあたりの参考データを示したうえで、73.4%が2GBで足りると回答した。

次に1日の通話時間(キャリアのサービスを利用)を聞いたところ、「1分未満」が32.5%と最多となり、「1分以上3分未満」が20.6%、「3分以上5分未満」が13%、「5分以上10分未満」が9.2%と続いた。このことから、75.3%が「10分未満」だった。1カ月の通話時間については、「1分以上3分未満」が15.9%と最も多く、「5分以上10分未満」が14.8%、「1分未満」が14.6%と続いた。86.1%が「1時間未満」だった。

同社では、携帯キャリアの料金体系について理解しているか否かについても調査。調査結果からは「あまり理解していない」(22.9%)、「まったく理解していない」(5.2%)を合わせて28.1%が料金体系についての理解が不足していた。また、月額料金の明細については「あまり細かく見ていない」(25.1%)、「まったく細かく見ていない」(12.1%)を合算して37.2%が明細をみていていなかった。

通話アプリの利用についても聞いたところ、全体の52.7%が利用していた。その理由として「毎月の通話料金を抑えたいから」が73%で最も多く、「友人・知人が使っているから」が40.3%、「家族が使っているから」が20.6%と続いた。

キャリア番号を使った発信を使用しなくても通話アプリで十分だと思うか否かについては「十分だと思う」が20.5%、「まぁまぁ十分だと思う」が30.2%で計50.7%が通話アプリで十分だと回答した。