キヤノンは28日、個人向けインクジェット複合機の2014年秋モデルのミドルレンジ製品として、「PIXUS MG6730」を発表した。最上位のPIXUS MG7530に次ぐ位置づけとなるが、基本的な仕様はMG7530とほぼ変わらない。NFC機能や有線LANが不要ならば、こちらを選ぶのも悪くない。

発売は9月4日。価格はオープンプライスで、直販価格は税別23,800円。

PIXUS MG6730(ブラック)

PIXUS MG6730(ホワイト)

デザインは最上位の「MG7530」に準じ、長方体の辺を斜めにカットしたようなデザインを採用。カラーはブラックとホワイトの2種類を用意する。操作パネルの液晶モニタは3.0型。グラフィカルなアイコンと読みやすいフォントを用いて視認性、操作性を高めている。

NFCを利用した新機能「PIXUSタッチ」は搭載していないが、タブレット用のプリントアプリ「Easy-Photo Print+」は利用できる。また、スキャンデータをクラウドに保存する「Scan to ストレージ」の対応サービスに、OneDriveとGoogleDriveを追加。クラウド上のデータをプリントできる「PIXUS クラウドリンク」機能にも対応する。

プリントエンジンは解像度9,600×2,400dpiで、インクドロップは最小1pl。インクはシアン、マゼンタ、イエロー、グレー、染料ブラック、顔料ブラックの6色構成となる。給紙は2段カセット式で、前面から給紙可能。カセットは上段にはがき40枚、下段に普通紙125枚を給紙できる。

公称プリントスピードはL判カラーフチなし印刷が約18秒、A4モノクロテキストが約15枚/分。プリントコストはL判が約15.5円(大容量タンク&光沢ゴールド使用時)、A4カラー印刷が約8.6円(大容量タンク)。スキャンは光学解像度が2,400×4,800dpi。イメージセンサーはCIS。

インタフェースはUSB2.0、IEEE802.11b/g/nを用意。本体サイズはW466×D369×H148mm、重量は約8.0kg。

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