厚生労働省は8月28日、8月27日に確認された埼玉でデング熱に感染した患者の同級生の中で新たに2名(共に海外渡航歴なし)のデング熱の患者が確認されたと発表した。

デング熱は蚊が媒介するウイルス性の熱性疾患で、ヒト(患者)-蚊-ヒトという経路で感染し、ヒトからヒトには感染しない。国内では、ヒトスジシマカ(主に日中に屋外で吸血する)がデング熱を媒介する可能性がある。そのため、予防法としては、蚊との接触を避け、刺されないようにすることが重要だという。

ヒトスジシマカ 写真:国立感染症研究所

潜伏期間は2日から15日と言われており、突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹といった症状が現れる。

新たに確認された患者は、東京都在住の20代男性と埼玉県在住の20代女性で、3名とも都内の同じ学校に通っている。

東京都によると、20代男性患者は8月24日発熱、頭痛などの症状があり、8月25日医療機関を受診。8月27日に新宿区内医療機関を受診し、同日、血液検体を国立感染症研究所に搬入し、デング熱について検査を実施したところ、デング熱の患者であることが確認されたという。

埼玉県によると、20代女性患者は8月18日に発病、21日に医療機関を受診、25日に県内の医療機関に入院、28日に国立感染研究所で検査を行ったところ、デング熱の陽性の結果が得られたという。現在は、開放に向かっている。

国立感染症研究所は、3名の行動歴の詳細は引き続き収集中だが、現時点では、3症例の推定感染地域は、代々木公園(渋谷門付近)である可能性が疑われているとしている。

なお、都立代々木公園において緊急に採取した蚊からデングウイルスは発見されていない。