オンラインストレージ大手の米Dropboxは8月27日、有料サービスの「Dropbox Pro」の機能拡充と料金体系の変更を発表した。月額料金は9.99ドル(1200円)とそのままだが、容量が10倍の1TBと大幅に増量された。これにより事実上の値下げとなる。

Dropbox Proは個人ユーザー向けの有料サービス。Dropboxの無料プラン(Dropbox Basic)は上限が2GBまでで、それを上回る量のデータを保存したいユーザーに向けたものだ。無料プランにはない機能(共有管理など)も備える。なお、同社は法人向けでは「Dropbox for Business」を用意する。

新しいDropbox Proでは、共有やセキュリティなどの分野が拡充された。共有では、共有リンクへのパスワード設定と有効期限の設定が可能となった。共有フォルダの権限機能も導入、共同作業におけるファイルの追加/変更/削除など編集権限の付与をユーザー毎に設定できる(デフォルとでは全員に編集権限がある)。3つとも、すでに法人向けのDropbox for Businessで提供されている機能となる。

共有リンクのパスワード設定が可能に

安全面も強化し、遠隔からDropboxにあるファイルを削除できるリモートワイプが加わった。デバイス紛失などの際にもファイルの安全性を強化ができるという。

リモートワイプ機能が追加

料金プランでは、月額料金は9.99ドル(日本では1200円)はそのままに、これまで100GBだったのが10倍の1TBに拡大した。これは、Google Drive(月額9.99ドルで1TB)に並ぶものとなる。

(記事提供: AndroWire編集部)