福岡市では、東京在住のデジタルクリエイター・エンジニアを対象とした、"福岡に住む・働く"を実行に移すプロジェクト「ぼくらの福岡クリエイティブキャンプ」を開始するが、これに先立ち、本プロジェクトのキックオフイベントを2014年9月3日(水)19時より、東京・代官山のDAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERYにて開催する。

当プロジェクトは、IT・クリエイティブ分野において一定レベルのスキルを持つ人材に向け、市内への移住に関する総合的な情報提供および、最大2カ月間の就業体験機会を提供し、IT・クリエイティブ分野におけるよりよいワークスタイル、ワークライフバランスを提供していこうという狙い。いわゆる、市の良さを伝える情報の発信だけでなく、「福岡県緊急雇用創出事業臨時特例交付金」を活用することで、実際にクリエイティブ人材の移住体験を創出するという実験的な試みとなる。

元々、ネット環境などが整っていれば柔軟な就労が可能だったITクリエイティブ業界だが、震災以降、地方へと移住する動きが一種のブームとなっている。そんな中、地理、環境などの優秀な都市的スペックを有し、さらには本年3月、国家戦略特区に選出され、高い伸長性が見込まれる数多くのIT企業が軒を連ねる福岡市は、その移住先として大きな注目を集めている。それを受けて、福岡市としても移住希望者、市内IT企業の双方にとって、より多くの出会いを得られる機会となるよう当プロジェクトを発起した。

登壇を予定している眞鍋海里氏(BBDO J WEST コンテンツプランナー)

9月3日(水)のキックオフイベントでは、市担当者による当プロジェクトの解説のほか、"怖すぎるCM"として900万回以上再生され世界的に話題となったAUTOWAYのWebCM「雪道コワイ」を手がけた、福岡のクリエイター眞鍋海里氏とバスキュール 西村真里子氏の対談。さらには識者と福岡への移住経験者の対談なども予定されている。参加費は無料。定員に達し次第、募集締め切りとなるので、興味のある人は「ぼくらの福岡クリエイティブ キャンプ」公式サイトを早速チェックしてみよう。