楽天グループのKoboは27日、E-Inkディスプレイ採用の防水電子書籍リーダー「Kobo Aura H2O」を発表した。IP67の防水・防塵規格に対応し、ポートカバーを閉じた状態で水深1m・最大30分の使用が可能。海辺や浴室などで電子書籍を楽しめる。

発売日は2014年10月1日。カナダ、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、スペインの8カ国で提供される。価格はアメリカ、カナダで179.99ドル(約19,000円)、イギリスで139.99ポンド(約24,000円)、EU圏で179.99ユーロ(約24,600円)。なお、日本での発売は未定。

Kobo Aura H2O

1,430×1,080ドット解像度の6.8型E-Inkタッチスクリーンを採用した、防水電子書籍リーダー。2013年に海外で発表された「Kobo Aura HD」の後継機となり、IP67規格の取得で水辺での利用が可能。ディスプレイは非光沢で、日差しが強いビーチでの利用にも適する。

プロセッサは1GHzで、内蔵メモリは4GB。microSDカードスロットを装備し、最大32GBの外部メモリが使用できる。ディスプレイはE-Inkの最新電子ペーパー「Carta」を採用。従来の「Pearl」と比べコントラスト比が高いほか、白はより明るく、黒はより暗く表示するなどの改良がなされている。充電持続時間は最長2カ月。カラーはブラックのみ。

本体サイズは129×179×9.7mm、重量は233g。同社はユーザー調査の結果、浴室やプール、ビーチなどで電子書籍を読みたいというニーズが多かったことから、「Kobo Aura H2O」を開発したという。