日産ホームページが改ざん被害、ウイルス感染の可能性も

日産は26日、同社ホームページ内の「下取り参考価格シミュレーション」サイトにおいて、第三者により一部のプログラムが改ざんされていたと発表した。改ざんされていた期間中に当該サイトにアクセスすると、外部サイトに遷移し、一部のユーザーではウイルス感染の可能性もあるという。

改ざん期間は、2014年6月30日4時21分から2014年8月22日23時22分。上記期間中に「下取り参考価格シミュレーション」にアクセスすると、改ざんされたプログラムにより、第三者のサイトに遷移する。一部のユーザーでは意図しないファイルをダウンロードさせられた恐れがあり、同社はユーザーに対し、セキュリティソフトウェアを最新の状態に保ち、ウイルス感染の確認を行うよう呼びかけている。

同社は、改ざんを確認した8月22日に「下取り参考価格シミュレーション」のサーバを停止。合わせて、改ざん被害は確認していないものの、同じサーバで運用していた「他メーカー比較」サイトも公開を停止した。

現在はセキュリティ専門会社による詳細調査を実施し、被害にあったサーバを使うサービスは当面停止する。現時点で他のサーバへの侵入や個人情報などの情報漏えいは確認していないという。