NECネッツエスアイは8月26日、伊豆箱根鉄道が9月1日より実施するロケーション連動型情報配信サービスの実証実験において、もしもしホットラインの協力の下、Wi-FiやiBeaconを用いてユーザーの場所に応じた情報配信ができるサービス基盤を提供すると発表した。

同実証実験は、伊豆箱根鉄道オリジナルアプリケーション「得ッパコ」を用いたロケーション連動型情報配信サービスを、伊豆箱根鉄道駿豆線沿線の活性化および利用客の増加を目的に、9月1日から2015年2月28日まで実施するもの。

同実験において、同社は、Wi-Fiインフラの構築、サービス利用者が任意のWi-Fiエリアに入ってきた際にそのエリアに該当する店舗やクーポンなどの各種情報をWi-Fi経由でスマートデバイスにプッシュ型で配信するサービス「PlusZone」を提供する。

「PlusZone」のイメージ

オリジナルアプリをダウンロードした利用客は、伊豆箱根鉄道駿豆線の駅構内や一部の車両内、沿線観光協会の提携施設付近において、観光情報やクーポンなどの店舗情報を検索しなくても適切なタイミングで受信できる。鉄道・沿線施設側は、PlusZoneに付属するCMS(コンテンツ管理システム)テンプレートを利用することで、スマートデバイスやPCから配信コンテンツを作成でき、簡単に情報が配信可能。

同社はアプリケーションのユーザーからの問い合わせに対するコールセンター対応も実施し、利用者のサポートを行うとともに、意見を吸い上げ、さらなるサービスの強化に繋げる。