Silicon Laboratories(Silicon Labs)は8月26日、要求の厳しいカーラジオシステム向けに最高クラスのAM/FM、およびHD Radio/DAB/DMBなどデジタルラジオを提供する車載チューナIC「Si4790x」ファミリを発表した。

同ファミリは、独自のデジタル低IFアーキテクチャ、および12年以上前に開発されたRF-in-CMOS技術が活用されている。また、内蔵されたRFフロントエンドの優れた直線性と、高性能なオンチップラジオDSP上で実行される総合型AM/FMファームウェアは、弱信号環境における感度の確保、遮蔽物存在時の選択性、マルチパスフェージングや歪みに対する耐性などを実現している。さらに、スケーラブルなアーキテクチャは、グローバルな自動車市場に対応しており、世界各地の車載OEM要件に合わせてシステム構成を最適化することができる。同ファミリを使用することで、1つのモジュール型アーキテクチャによって、経済的なシングルチューナから高級なマルチチューナシステムの設計まで対応可能なため、ティアワンサプライヤは、複数の製品セグメントへの研究開発投資を最大限活用できる。

そして、同ファミリに含まれるすべてのチューナデバイスは同一のAPIを使用しているため、異なる製品ラインおよび市場セグメント間で同じソフトウェアを利用することができる。この他、1チップに高度に集積されているため、基板面積、外付け部品点数、全体のシステムコストを大きく削減できるのに加え、あらゆるラジオ帯域に対応するアクティブなループスルーバッファを内蔵しているため、外付けのアクティブスプリッタが必要ない。これにより、フロントエンドRF設計が大きく簡素化され、コストをさらに削減できるとしている。

なお、同ファミリは現在サンプル出荷中。また、評価キット「Si4791-3T1A-EVB」を1495ドルで販売している。

カーラジオシステム向けグローバルレシーバIC「Si4790x」ファミリ