東京メトロは9月12日から、全線の列車位置や遅延時間などの情報をオープンデータで公開し、そのデータを活用したアプリの開発を競う「オープンデータ活用コンテスト」の募集を開始する。これらのデータをオープンデータとして公開するのは、日本の鉄道事業者として初めてだという。

「オープンデータ活用コンテスト」告知ポスター

創立10周年を記念して実施する今回のコンテストでは、すでにウェブ公開している列車時刻表、駅別乗降人員、バリアフリーなどの情報に加え、列車の方向、列車番号、列車種別(普通、急行、快速など)、始発駅・行先駅、車両の所属会社、在線位置(ホーム、駅間)、遅延時間をオープンデータ化。これらのデータを活用した「東京メトロをご利用になるお客様の生活がより便利でより快適になるようなアプリケーション」(東京メトロ)を募集する。

募集期間は9月12日から11月17日まで。年齢、性別、職業、国籍や、個人・グループ・法人の別はすべて不問。東京メトロ10周年スペシャルサイトから応募できる。グランプリ(1点)には賞金100万円と記念品が贈呈されるほか、優秀賞やgoodコンセプト賞など計8点にも賞金や記念品が贈られる。賞金総額は200万円。