ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」では、8月に物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の特集を組み、さまざまな関連番組を放送する。

スティーヴン・ホーキング博士

22日17:00からの『ホーキング博士のよくわかる宇宙ガイド』は、博士の新しい視点の宇宙理論をCGで解説。宇宙の誕生から終わりやブラックホールなど、宇宙の謎を説明しながら、その偉大さを説いていく。23日16:00からの『映画 ホーキング』は2004年にイギリスで制作された映画。1963年1月、21歳のホーキングは病院で筋萎縮性側索硬化症と診断され余命2年と宣告される。劇中では、その後の2年間を研究に打ち込み、ジェーンという伴侶に支えられながら"ノーベル賞に最も近い"と言われる科学者に成長するまでが描かれている。

27日と28日は、博士が新しい視点から導き出した宇宙理論をCG化で表現した『ホーキング博士のよくわかる宇宙』(共に17:00~)。27日の「地球外生命体」は木星の衛星や銀河系といった知的生命体がいる可能性がある星や姿形に至るまで、その正体を徹底的に追求していく。一方、28日の「タイムトラベル」は、時空を瞬間移動するためのあらゆる手段を検証していく。

すでに放送は終了したが16日の新番組『ホーキングが語る幹細胞と再生医療』では、iPS細胞、ES細胞、STAP細胞などさまざまな研究が進められている分野にホーキング博士独自の視点で切り込んだ。同じく16日の新番組『ホーキング、生涯を語る』は、ホーキング博士自身が語る生涯の記録。生い立ちや病気の発症と障害、宇宙に関する学問的発見、結婚や離婚などにも言及した。

また、人気の「ホーキングの好奇心」シリーズも同日に放送された。「生きることは?」「宇宙の創造主とは?」「宇宙の謎を解く鍵とは?」をテーマに、人々の知的好奇心をくすぐる"世の中の不思議"に迫った。人間にとって生きるとはどのような意味を持っているのか。宇宙のはじまりとは科学的に証明できるものなのか。そして、なぜ宇宙は果てしなく無限に広がり、その法則の中で生命の営みは続いていくのか。放送済みの回は、今後不定期で再放送される予定となっている。