アグラは8月20日、今後の事業拡大に伴い、産業革新機構、香川証券を引受先とする総額6億2000万円の第三者割当を実施したことを発表した。

現在、ビッグデータの需要の増加とともに企業内データ解析の重要性が高まっているが、各企業のデータは呼称や単位、言語などが統一されていないため利用しにくく、人海戦術によるプログラム作業やマスタ統合作業などが必要になっているという課題があった。

アグラはこのような課題を解決するために、データをどのように活用したいかという視点での最適な仮想データモデルを提供するデータ基盤ツール「AGRA」を提供している。同ツールでは、ユーザーがマッピングを行うだけで欲しいデータを取得できるようになっている。

このほどの第三者割当増資に関して、同社は今後、システムインテグレータやITベンダーなどとの連携を強化しながら、製品の拡充に努めるとしている。