マイナビは20日、「マイナビ転職 夏の賞与に関する実態調査2014」の結果を発表した。同調査は7月16日~18日の期間、22歳~37歳までの会社員(正社員)を対象に実施。800名より回答を得た。

前年より上がった人は4割

「夏の賞与の有無」について聞いたところ「賞与があった」と回答した人は全体の79.2%、「賞与がなかった」人は全体の20.8%となった。賞与がなかった人の理由は、「従業員規模が30人未満」「勤続年数が1年未満」「役員・社長」などが上げられた。

夏の賞与額はいくら?

「金額(額面)」については、「20万円台」が18.1%で最多。続いて「10万円台」(14.8%)、「30万円台」(13.6%)という結果となった。

「賞与額が月給の何カ月分に当たるか」という質問には、「2カ月分以上2.5カ月分未満」が21.3%で最も高い割合に。続いて「1カ月分以上1.5カ月分未満」(19.9%)、「1.5カ月分以上2カ月分未満」(15.3%)となった。

夏の賞与額、前年度比べてどう?

「前年との比較」を見ると、「前年と変わらない(対前年比増減10%以内)」という回答が49.1%で最も高い。続いて「前年よりやや増えた(対前年比11%~29%増加)」が25.1%、「前年よりやや減った(対前年比11%~29%減少%)」が9.9%、「前年の夏は賞与がなかった」が8.4%の順となった。一方、「大幅に増えた/減った(対前年比増減30%以上)」という回答は、それぞれ3.2%にとどまった。

また、「前年より増えた(やや増えた+大幅に増えた+前年の夏は賞与がなかった:36.7%)」が「前年より減った(やや減った+大幅に減った:13.1%)」を23.6ポイント上回っている。景気回復による企業業績の向上が、前年度比1割~3割程度の賞与額の増加につながっていると考えられる。

夏の賞与の満足度は?

「夏の賞与の満足度」を尋ねたところ、「普通」が33.9%、続いて「やや不満」(21.3%)、「非常に不満」(20.2%)という結果に。満足度を転職意向の有無で見ると、転職意向がある人のうち「非常に不満」と回答した割合は27.5%。転職意向がない人(12.9%)と比較すると、14.6ポイントの差となった。