8月22日公開の映画『イントゥ・ザ・ストーム』の公開直前イベントが19日、都内で行われ、気象予報士の森田正光、木原実、天達武史、依田司が出席した。

左から、依田司、森田正光、木原実、天達武史

人類が体験したことのない超・巨大竜巻を実況中継のような臨場感をもって描いた本作にちなみ、この日のイベントには地上波の各局を代表するお天気キャスターが一堂に集結。『報道ステーション』の出演時にアメリカの竜巻を1カ月間追ったというテレビ朝日系『グッド!モーニング』の依田は「当時は死にそうな思いを3回しました。この映画を見たら当時が甦ってきましたね」と語り、日本テレビ系『news every』でお天気キャスターを担当している木原氏も「CGだろうと思ったんですが、実写が混じっていてどこがCGが分かりませんでしたね。まさに"リアル"って言葉がこのためにあるのかと思いましたよ」と絶賛。その一方で、最年長の森田氏は「恐らく10カ所ぐらいはツッコミ入れたいですよ。その中の一つが竜巻の目。答えはこの本に書いてあります! すごい内容が似ていて、どっちかがパクっていますよ!」と23日に発売される著書『竜巻のふしぎ』の宣伝に勤しむも、最後は「完成度が高い映画なので楽しんで欲しいですね」とアピールしていた。

イベント中には竜巻にちなみ、『気象予報士として竜巻のような怖い存在は?』という質問に天達氏は「アイドルの方やタレントの方が多いじゃないですか。しかも容姿もいいですし喋りも上手。そんな方が出てこられると小倉智昭さんが『こっちの方がいい』と言うんですよ。僕らももっと頑張らなければと思うので脅威ですよね」と本音を語れば、木原氏は「最近フジテレビが同じ時間帯にゆるキャラで天気予報をしているんです。うちは3体のキャラがいるんですが、向こうのゆるキャラはキリがない。たまにくまモン来ちゃうし…。あれは何とかならないかな…」と不満顔。重鎮の森田氏は驚異の存在がいないのか、「あとは余生を楽しむだけです」と余裕のコメントだった。映画『イントゥ・ザ・ストーム』は、8月22日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開。