大ヒット映画『アナと雪の女王』の主題歌を担当した歌手のMay J.が20日、テレビ朝日系のトーク番組『徹子の部屋』(毎週月曜~金曜12:00~12:30)に出演し、デビュー当時の話やヒット曲に恵まれなかった苦悩などを語り、主題歌「Let It Go~ありのままで~」も披露した。

オリジナル曲が売れない苦悩を語ったMay J.

「3歳の時から歌手になりたいって言っていた」というMay J.は、14歳の時にレコード会社のオーディジョンに合格し、育成期間を経て18歳でデビュー。ところが、オリジナル曲がなかなか売れず、苦しい時期が続いたという。そして、6枚目のアルバムもファンにあまり届かず、「自分のすべてをさらけだして作っているけど、それが届かないとなると、次は何を表現すればいいのかと、初めて弱気になってました」と昨年1月ごろに抱えていた苦悩を明かした。

その苦しい時期を経て、同局のバラエティ番組『関ジャニの仕分け∞』で一躍有名に。カラオケの得点を競うコーナーで26連勝という偉業を成し遂げたMay J.は、当時について「ずれないように歌いながら、感情を入れるのが大変でした。徐々に負けちゃいけないというプレッシャーが強くなって、歌うのが大変でした」と振り返った。

そして、今年3月に公開された『アナと雪の女王』の日本語版主題歌「Let It Go~ありのままで~」を担当し、大ブレイク。自身も映画から「ありのままの自分でいいんだ」という勇気をもらったと言い、「期待に応えようとして、自分の首を自分で絞めることがあると思うんですけど、この曲を聞くと、そういうのも気にしないで、自分らしくいればいいんだって。歌詞にもあるように『これでいいの』と」と語った。

また、9月3日に発売するニューシングル「本当の恋」にも触れ、「本当の恋を見つけた人の心情をせつなく力強く歌っているバラード」と紹介。この曲が気に入っているというMay J.は、「歌い上げる曲、バラードがすごく好きなので。マライア・キャリーとかホイットニー・ヒューストンとかが大好きで、影響を受けていたので」とバラードへの思いを伝えた。