ソニーは8月20日、液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」シリーズのフルHD(1,920×1,080ドット)表示対応モデルとして42V型の「KDL-42W900B」を発表した。発売は9月13日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は140,000円前後(税別)。

「KDL-42W900B」

データベース型の複数枚超解像技術を利用した超解像エンジン「X-Reality PRO」と、色彩豊かな映像を再現する「トリルミナスディスプレイ」を搭載し、フルHD対応機としてはハイエンドに位置付けられるモデル。4K対応モデル「X9200B」シリーズに搭載されているLEDバックライトのエリア制御技術「X-tended Dynamic Range」も採用する。同技術は、画面の暗い部分の電力を明るい部分に集中させることで、高いピーク輝度と黒の再現性を両立させ、光の輝き向上を実現するもの。電流の集中度合いを最大で約2倍に高めることが可能となっている。

音質面では、ダクトを折りたたんでスピーカーボックスに収納することで、省スペースながら迫力ある中低域を実現する「ロングダクトスピーカー」を搭載。さらに、音響特性を補正するデジタル信号処理「Clear Phaseテクノロジー」や、テレビスピーカーだけでサラウンドが楽しめるバーチャルサラウンド「S-Forceフロントサラウンド」を採用する。なお、ワイヤレスサブウーファー「SWF-BR100」の接続にも対応。

ネットワーク機能では、無線LAN接続機能、ソニーのネットワークサービス「Sony Entertainment Network」、ホームネットワーク内での連携機能「ソニールームリンク」(クライアント機能)、「スクリーンミラーリング」を搭載。「TV SideView」や、内蔵コミュニケーションカメラによるビデオ通話にも対応する。

チューナーは地上/BS/110度CSデジタル×各2基を搭載し、外付けHDDへの番組録画にも対応する(裏番組録画にも対応)。スピーカーの実用最大出力は10W×2、搭載する接続インタフェースはD5端子×1系統、ビデオ入力×1系統、HDMI入力×4系統(1系統はMHL兼用)、光デジタル音声出力×1系統、ヘッドホン出力×1系統、USBポート×3基、LANポート×1基。サイズは約W96.4×D17.5×H62.2cmで、質量は13.1kg(スタンド含む)となっている。消費電力は使用時が111Wで、待機時が0.12W。年間消費電力量は95kWh/年(スタンダード)。