多摩動物公園では、8月31日までの土曜日と日曜日に20時まで開園する「サマーナイト@TamaZoo」を開催中。ネコ科動物たちのサマーナイトの過ごし方を観察することができる。

ライオンのサマーナイト限定おやつは「馬のあばら骨」

のんびりと過ごしていても貫禄十分?

ライオンは、日中の放飼個体を16時頃室内に収容し、17時頃再度放飼。日中とは少し違った様子でゆっくりと場内を散策し、その後思い思いの場所で休む。ナイト用のおやつとして馬のあばら骨を与えると、普段は食べられない物なので、どの個体も夢中になって食べるという。また、ほとんどの個体が収容時間になると部屋の扉付近に集まるので、19時30分頃からは1カ所に集まるライオンたちを見ることができるかもしれない。

「サマーナイト」のアムールトラ

チーターは、2012年に生まれた「フェイ」「ファング」「サツキ」の三兄弟がサマーナイトにデビュー。繊細な面のあるチーターが環境の変化で体調を崩さないかなど、多少不安はあったが、日中よりも涼しいこともあり、放飼場ではのんびりと、時には兄弟で遊びながら過ごしているという。

のんびり過ごすチーターの兄弟

サーバルは夜行性だが、やや高齢の個体が多いため、活発な姿を見ることはなかなかできない。それでも、ほのかな明かりの灯った放飼場でまどろんでいる、魅力的な姿を見ることができる。