エレコムは19日、無線LANルータからの電波を中継することで、無線LAN(Wi-Fi)の利用範囲を拡大する無線LAN中継器「WTC-733HWH」と「WTC-300HWH」を発表した。9月中旬より発売する。価格は、IEEE802.11an/a/b/g/n対応の「WTC-733HWH」が8,305円、IEEE802.11b/g/n「WTC-300HWH」が6,220円。

WTC-733HWH

IEEE802.11an/a/b/g/n対応の「WTC-733HWH」

壁のコンセントに接続

「WTC-733HWH」は、5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに準拠する無線LAN中継器。デュアルバンド接続に対応し、データ転送速度は最大433Mbps+300Mbps(理論値)。SSIDを切り替えての中継が可能で、どちらか片方のみを使用することもできる。アンテナは5GHzが送受信×1本、2.4GHzが送受信×2本を内蔵。

側面にはWPSボタンとリセットスイッチ

ユニバーサルリピータ方式を採用し、同時設置可能台数は2台(親機と合わせて3台まで)。本機を2台使用することで、より遠くへと電波を中継できる。無線LANの接続はWPSに対応。他社製のWi-Fiルータと組み合わせても使用可能。

コンセントに直付けする形態で設置し、表面はラウンドデザインを採用。本体の厚みも22mmしかないため、出っ張りが少なくすっきり設置できる。本体には電波強度を通知するランプがあるので、適切な設置場所を探すのに役立つ。

セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WEP(64/128bit)。接続端末をウイルスから守るセキュリティアプリ「イカロスモバイルセキュリティ」の90日特別体験版が付属する。本体サイズは約W58.5×D21.9×H47.5mm、重量は約42g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / RT、Mac OS X 10.6~10.9。

WTC-300HWH

「WTC-300HWH」は、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する無線LAN中継器。データ転送速度は最大300Mbps(理論値)となる。重量は約40g。きょう体デザインや設置方式、その他の仕様は「WTC-733HWH」とほぼ共通。