飲酒および麻薬の影響下の運転(DUI)の裁判において、司法取引に達したというジャスティン・ビーバー (C)BANG Media International

カナダ出身のポップス・R&Bシンガーのジャスティン・ビーバーが、飲酒および麻薬の影響下の運転(DUI)の裁判において、司法取引に達したと報じられている。

7カ月前にこの件で逮捕されたジャスティンは、アンガーマネージメントのクラスに参加すること、無謀運転と暴力なしで警察官に抵抗したことについて罪状を認めることを条件に、検察側によるDUIに対する告訴を取り下げることに同意したとある関係者がマイアミ・ヘラルド紙に話した。ジャスティンは、13日にフロリダで行われる公判には出席しないとみられている。この関係者によれば、12時間におよぶアンガーマネージメントの公共のクラスに出席させた場合、そのクラス自体を混乱に陥らせる可能性があることから、個別レッスンを受けさせることになるという。

さらにジャスティンには、悲劇の結末を迎えた実在のDUIの事件に関するオンラインのビデオを見る必要があるほか、罰金とチャリティ団体への5万ドル(約510万円)の寄付が命じられる模様。ドラッグレースをしていたらしいジャスティンの逮捕時に、一緒に逮捕されていた友人のカリル・シャーリーフも同様の司法取引を受けるとみられている。

マイアミ警察は1月、ジャスティンのセキュリティ・チームによって閉鎖されていたパイン・アイランド・ドライブでレースをしていたジャスティンとカリルを逮捕しており、警察に止められた際、ジャスティンが警察官に罵声を浴びせたと言われている。また、警察によれば、ジャスティンはマリファナを吸っていたこと、処方薬を服用していたことを認めており、尿検査でもその薬と抗不安薬のザナックスの反応が出たという。一方でアルコール摂取量は法定基準を大幅に下回るもので、警察の監視カメラ映像でも酔った様子は見られなかった。

ジャスティンは先月にも、近隣住民の自宅に卵を投げつけたことと、器物損壊の罪に対し、不抗争の答弁を申し立てたことで、2年間の保護観察処分とアンガーマネージメントのクラスへの参加および地域サービス活動への従事、さらに被害者への賠償金支払いが命じられていた。

(C)BANG Media International